第17回とうきゅうキッズプログラム

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東急世田谷線の車庫を見学しよう!

東急電鉄

東急電鉄」は、東急世田谷線の全ての車両が集まる上町車庫で、さまざまな電車の見学や乗務員を体験できるプログラムを開催しました。車庫で電車の仕組みを間近に見たり、運転シミュレータを操作したり、世田谷線を安全に運行する取り組みを詳しく学べる機会になりました。

東急世田谷線の車庫を見学しよう!
日時
2024年11月10日(日)12:00~15:00
会場
世田谷線上町車庫
最寄駅
世田谷線上町駅
主な内容
車庫内見学
募集人数
20組40名(小学校3~6年生のみ対象)

車両の下にもぐり込み、初めて見るメカニズムに大興奮

車両の下にもぐり込み、初めて見るメカニズムに大興奮

車両の下にもぐり込み、初めて見るメカニズムに大興奮

電車を走らせるにはどんな手順を踏むんだろう? 車両の整備はどこで行うのかな? そんな思いを抱いて世田谷線の車庫に集まった子どもたちは、赤、青、黄の3つのグループに分かれ、ワクワクしながらいざ車庫内見学に出発!

最初に訪れたのは、何と車両の真下にあるメンテナンスエリアです。いきなり秘密基地に案内された気持ちになり、子どもたちは大興奮!頭上に注意しながら見上げると、そこには初めて目にする動力メカニズムがぎっしり。子どもたちは係員の話を真剣に聞きながら、パシャパシャと写真を撮っていました。

今度は運転士の立場になって、車両を走行させてみよう

運転席に座り、操作方法を教わりました
マイクを握っての車内アナウンス

次に子どもたちが訪れたのは、この日のために用意された貸し切り車両です。まずは憧れの運転席に座り、係員の説明を聞きながら一通りの操作方法を教わりました。そしていよいよ運転シミュレータを用いた、リアルな運転体験へ。画面に映る線路状態を確認しながら、両手でマスコン(電車の動きを制御するハンドル)を前に倒し車両をぐんぐん走らせます。操作に夢中になり、思わず前のめりになってしまう子も。続いてのお仕事体験は、マイクを握っての車内アナウンスです。貸し切りとはいえ、「まもなく上町です!」と車両に響き渡る自身の声に少し驚いた様子の子もいました。

もう緊急時でも慌てない。ひとまわり成長した子どもたち

万一の緊急時にどう対処すれば良いかを寸劇で学びました
車両の前で記念撮影

続いて子どもたちは、万一の緊急時にどう対処すれば良いかを寸劇で学びました。車掌が「モバイルバッテリーから出火しました」と模擬放送を行うと、子どもたちは煙を吸わないよう身体を低くし、口をハンカチでふさぎながら出口へ進みます。全員スムーズに脱出完了したようです。

最後は車両の前で記念撮影を行った後、貸し切りの「幸せの招き猫電車」で下高井戸駅と三軒茶屋駅を移動する乗車体験へ。公共交通にまつわるクイズを楽しんでいると、電車はあっという間に終点の三軒茶屋駅に到着。子どもたちは「未来の駅員さん認定証」とお土産をもらい、名残惜しそうに貸し切り電車を後にしました。

参加してくれた
子どもたちの声

電車の普段は知れないところが知れてうれしかったです。(小学校3年生 男の子)
電車を下から見ることができたのが、とても楽しかったです。(小学校3年生 女の子)

参加してくれた
ご家族の声

本日は貴重な体験をありがとうございました。子どもにも分かりやすい丁寧な対応だったので、安心して楽しめました。
車庫内見学だけでなく、いろいろな体験をさせていただきとても楽しんでいました。

担当者の声

東急電鉄 世田谷線管区 案内係 樋口

プログラムを作る上で私たちが最も盛り込みたかったのが、電車内で緊急事案が発生した時にどう対処するか、ということでした。せっかく電車が貸し切りで使えるので、避難誘導をリアルに体験してもらいたいと思い工夫しました。子どもたちも真剣に取り組んでくれ、あらためてこの企画を盛り込んでよかったと思っています。
さまざまなプログラムを体験するにつれ、子どもたちの目はどんどん輝きを増してきました。私たちの仕事により興味を抱き、公共交通が世の中に必要とされ、役立っているんだということに思いをはせてくれればうれしいですね。
(東急電鉄 世田谷線管区 案内係 樋口)