東急財団
真に豊かな社会の実現を目指し、「環境」「国際交流」「文化芸術」の各分野で、社会課題の解決に主体的に取り組む個人の方や団体への支援を中心とした活動を行う公益財団法人です。
「東急財団」は2024年に、設立から50年を迎えました。
歴史・背景
2019年4月1日、「とうきゅう環境財団」「とうきゅう留学生奨学財団」「五島記念文化財団」が合併し、「公益財団法人東急財団」として新たにスタートしました。
前身の3財団は、それぞれ当時の社会課題を踏まえて設立されました。東急財団は、各財団の設立時の思いを引き継ぎながら、今とこれからの社会課題の解決に貢献することを目指しています。
環境事業 1974年「とうきゅう環境浄化財団」設立
高度経済成長期における多摩川の水質汚染問題の解決を目指して、設立されました。発案者の五島昇は、「東急グループが多摩川およびその流域を事業地域の中心とする以上、地域住民の水源であり、憩いの場でもある多摩川の浄化にもっと積極的に取り組まなければならない」と語っています。
多摩川およびその流域において、環境保全・改善に関する調査研究や活動への支援を中心に、行政への協力、広報活動などを行ってきました。また、環境学習副読本「ようこそ多摩川へ」を制作し、多摩川流域の小学校等に毎年無償配布しています。
国際交流事業 1975年「とうきゅう外来留学生奨学財団」設立
進む国際化への対応のため、五島昇が提唱した「国際感覚を身に付けた人材の育成を図るとともに、日本と諸外国との国際交流・文化交流を推進し、真の友好的な善隣関係を確立する」という趣旨に基づき設立されました。
日本の大学院で学んでいるアジア・太平洋地域諸国からの留学生に対して奨学金を給付するとともに、日本の文化や社会見学をはじめとした交流活動も積極的に開催してきました(現在、新規募集は休止しております)。
文化芸術事業 1990年「五島記念文化財団」設立
「優れた人材の発掘と育成を通じて真に豊かな社会の実現にお役に立ちたい」という五島昇の遺志を継承し、設立されました。
オペラ・美術の分野で有望な若手人材への顕彰と海外研修および帰国後の成果発表への助成、国内オペラ公演へ助成によって、我が国および世界の文化の向上・発展に寄与しています(現在、新規募集は休止しております)。
啓発活動・表彰制度
地域活動