第17回とうきゅうキッズプログラム

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プロのオーケストラといっしょに合唱しよう!

Bunkamura(協力:東京フィルハーモニー交響楽団)

子どもたちの夢が膨らむイベントが、Bunkamuraオーチャードホールで開催されました。普段は見ることのできないリハーサルの見学や、舞台上でフルオーケストラ・合唱団と一緒に歌う合唱体験をしました。本物のオーケストラを前に子どもたちの目が輝いていました。

プロのオーケストラといっしょに合唱しよう!
日時
2024年12月22日(日)11:30~13:30
会場
Bunkamuraオーチャードホール
最寄駅
渋谷駅
主な内容
合唱体験
募集人数
30組60名 (小学校4~6年生のみ対象)

お父さんお母さんと一緒に、合唱練習に参加しよう!

ベートーベン作曲「第九」の合唱練習がスタート!

お父さんお母さんと一緒に、合唱練習に参加しよう!

今回参加した子どもたちは、プロのオーケストラ・合唱団と一緒にベートーベン作曲の「第九」を歌います。当日、合唱指導してくれたのは、新国立劇場合唱団・合唱指揮の三澤洋史先生です。「第九」の歌詞が、詩人シラーがフランス革命の頃に書いた「歓喜に寄す」という詩がもとになっているなど、楽曲の背景について知識を深めたら、いよいよ合唱練習がスタート! はじめは少し緊張していたようですが、ドイツ語独特の発音や歌詞の意味、歌で強調すべきポイントなどを細かく教わりながら、繰り返し練習するうちに、先生から「素晴らしい!」と声が上がるほど美しい歌声が練習会場に響き渡るようになりました。

プロのオーケストラ・合唱団のリハーサルを見学しよう!

子どもたちは保護者と一緒にオーチャードホールの客席へ
「第九」を歌う合唱団とオーケストラのリハーサルを見学

休憩の後、子どもたちは保護者と一緒にオーチャードホールの客席へ。ここで、本日一緒に「第九」を歌う合唱団とオーケストラのリハーサルを見学します。指揮者のケンショウ・ワタナベさんが指揮棒を上げると、ピリッと空気が張り詰め、演奏が開始されます。プロのオーケストラや合唱団による大音量の演奏や歌声の迫力に圧倒された様子の子どもたち。少しずつ緊張が高まってきたようで、三澤先生から教わったことを思い出すために、何度も楽譜を見直したり、合唱団の歌声に合わせて口を動かしたりする子もたくさんいました。

さあ、合唱本番! 大きな声で歌えるかな?

いよいよ合唱体験の本番!
認定証とサイン入りの「第九」の楽譜を授与してもらう子どもたち

ケンショウ・ワタナベさんからお声がかかり、拍手で舞台上へと招かれた子どもたち。いよいよ合唱体験の本番です。1度目の合唱では、緊張で声が出にくかったようですが、ケンショウ・ワタナベさんから「楽譜から目を離して、前に向かってしっかりと思いを伝えて!」とアドバイスをもらうと、大きな声が出るように。2度目の合唱が終わると、会場からは大きな拍手が湧き上がりました。

練習会場に戻り、三澤先生から「よく声が聞こえてきたよ」と講評を頂いた子どもたち。最後に、認定証とサイン入りの「第九」の楽譜を一人一人授与してもらい、大満足のうちに合唱体験を終えることができました。

参加してくれた
子どもたちの声

ドイツ語で第九を歌えるようになったし、広い舞台で歌えてとても気持ちがよかったです。(小学校4年生 男の子)
プロの方といっしょに合唱ができて、とってもうれしかったです。忘れません。(小学校6年 女の子)

参加してくれた
ご家族の声

Bunkamuraオーチャードホールで、東京フィルハーモニーの演奏で第九が歌えるなんて、とても贅沢な時間でした。
本当に貴重な体験をさせていただきました。本人も生演奏の迫力のなかで緊張と感動と達成感を体験し、忘れられない経験をさせていただきました。どうもありがとうございました。

担当者の声

東急文化村 マーケティング部 広報室 相田

プロの合唱指導の方に教わったり、プロのオーケストラ・合唱団に混ざって歌ったりといった体験はなかなかできることではありません。そうした体験をお子さまに提供し、その後の人生を豊かにしていただくきっかけの一つになればと願い企画しています。今回は「第九」が作曲された背景なども深く解説いただきました。楽曲への理解が深まった分、お子さまの合唱にも変化が見られ、企画する側である私たち自身も大いに勉強となる体験となりました。(東急文化村 マーケティング部 広報室 相田)