16 駅員さん・車掌さん・運転士さんのお仕事を体験しよう!
「東急電鉄」は、鉄道の運行を支えているさまざまなお仕事を体験するプログラムを溝の口駅で開催しました。駅ホームでのアナウンスや、電車のドア開閉を行う模擬車掌スイッチ操作などを現場で体験し、駅員さん、車掌さん、運転士さん、それぞれの業務を楽しく学ぶ機会になったようです。

- 日時
- 2024年11月23日(土・祝) 10:00~12:00
- 会場
- 溝の口乗務区、溝の口駅
- 最寄駅
- 田園都市線・大井町線溝の口駅
- 主な内容
- 鉄道業務体験
- 募集人数
- 各回10組20名(小学校3~6年生のみ対象)
駅員さんと同じ制帽をかぶり、まずは点呼からお仕事体験スタート!

駅員さんと同じ制帽をかぶり、まずは点呼からお仕事体験スタート!
田園都市線と大井町線が利用できる溝の口駅に集合した、12人の子どもたち。2組に分かれて、「駅」と「乗務区」の仕事体験に出発です!
事務所でスケジュールの説明を受けた後、子どもたちは制帽をかぶり、まずは点呼の練習に取り組みました。敬礼しながら「よろしくお願いします!」と、少し緊張しながらもしっかり発声。このあと駅長・区長との点呼もスムーズに交わすことができました。続いて子どもたちが見学したのは、職員が仮眠するエリアや休憩用フロア、体調を崩したお客さまに休んでいただくスペースなど、普段はまず入れない裏側の部分です。安全な運行を支える充実した設備に、子どもたちは「なるほど」と納得した様子でした。
乗務区と駅、両方のいろいろなお仕事にワクワクが止まらない


続いて子どもたちは、ホームの様子や運行状況をモニターできる信号扱所へ。ダイヤ通りに刻々と移動する列車の情報を見ながら、目を輝かせて職員を質問攻めにする子どもも。この後、乗務区を見学、このエリアには模擬車掌スイッチがあり、緊急停止を想定して非常ブレーキスイッチを操作した子どもたちは、確実に動作する仕組みに興味津々でした。乗務区の仕事を見学した子どもたちは、いよいよ駅での仕事体験に向かいます。まず券売機室を訪れ、きっぷが自動で発券される様子を見学した後、実際に利用者が行き交う改札へ移動。複雑な改札機の中を目にも止まらぬ速さできっぷが流れる様子に、子どもたちは目を見張っていました。
実際のホームでアナウンス、駅員さんの仕事って緊張するけど面白い!


次はお待ちかねのマイク放送業務を体験します。改札から駅のホームへ移動した子どもたちは、職員が用意した台本を片手に何回も練習。そしてマイクを手渡され、いよいよ本番の放送です。やや緊張した表情ながら、「2番線に到着の電車は、当駅止まりの電車です」と力強くアナウンス。多くの乗降客が行き交うホームに、子どもたちの声が響き渡りました。その後は回送電車に乗り込んで車内放送にトライし、本日の仕事体験は無事終了です。事務所に戻った子どもたちは、駅長・区長から一人ずつ「未来の鉄道員さん認定証」とお土産を受け取り大喜び。全員で記念写真に臨んだ子どもたちは、誇らしげに敬礼していました。
参加してくれた
子どもたちの声
参加してくれた
ご家族の声
担当者の声

溝の口駅と溝の口乗務区では、東急電鉄で唯一、駅員・運転士・車掌が同じ職場で働いています。今回は駅と乗務区の仕事を一度に体験できたことが、子どもたちにとって大きな魅力だったのではないでしょうか。準備段階では、自分たちが子どもだったら何が楽しいかを想像して企画したのですが、思っていた以上に子どもたちが車両の知識を有していて、逆に驚かされました。今回参加された子どもたちが、10年後、15年後、就職先に東急電鉄を選んでいただき共に働くことができたなら、すごくすてきだなと思っています!
(左から、東急電鉄 溝の口乗務区 車掌 榎本、溝の口乗務区 運転士 髙木、溝の口駅 駅務係 山本、溝の口駅 駅務係 洞)