最初にお菓子研究家の山内いずみ先生が、生チョコとティラミス、クリスマスケーキづくりを実演してくれました。エプロンと三角巾を身に着けた参加者たちは、先生のまわりに集まって見学します。使う材料は、板チョコや生クリームなど市販されているものばかり。先生の手にかかると、これら身近な食材が次々と本格的なスイーツに変わっていきます。参加者の目の前で手際よく調理する姿に、子どもたちはもちろんお母さんたちも感心しきり。あっという間においしそうな3品のスイーツが完成し、参加者たちから大きな拍手がわき起こりました。

次はみんながケーキをつくる番です。まずはボウルに生クリームと砂糖を入れ、泡立て器でかきまぜてホイップクリームに。続いて、ラップを敷いたボウルの中にスライスしたスポンジを入れ、マスカルポーネとストロベリーソース、いちごを混ぜたクリームをたっぷり塗って、さらにスポンジを重ねていきます。
ここからがケーキづくりのハイライト。重ね終えたスポンジをお皿でおさえ、ボウルごとひっくり返して、両側からラップを引っ張ると…。中から丸いドーム型のケーキが現れました！　キレイな仕上がりにみんな一安心の様子です。このあとはいよいよデコレーション作業へと移ります。

ケーキの表面にホイップクリームを塗り、いちごやチョコレートのお菓子、色とりどりのアラザンなどで飾り付けをします。上手に顔をつくったり、器用に文字を描いたり。それぞれが工夫を凝らした自分だけの一品。まさに世界にひとつだけのオリジナルクリスマスケーキが会場のあちこちで完成しました。できあがったケーキは箱に入れてお持ち帰り用に。先生がつくってくれたケーキやティラミス、生チョコをみんなでいただきました。
手軽にできるスイーツのつくり方を学んだ子どもたち。クリスマスには、かわいい手づくりケーキが食卓を飾ってくれそうですね。