22 東急電鉄の一員になって、鉄道の安全を守ろう!
「東急電鉄」は、鉄道の安全を支えているお仕事を体験するプログラムを開催しました。検測車「 TOQ i (トークアイ) 」に乗車し、電気設備の点検や電気工具を使ってのトロリ線(電線)切断などを体験し、安全への取り組みについて詳しく学べる機会になりました。

- 日時
- 2024年12月8日(日)12:30~16:00
- 会場
- 長津田駅他
- 主な内容
- 鉄道業務体験
- 募集人数
- 10組20名(小学校4~6年生のみ対象)
総合検測車に乗り込んで、走行時の安全をチェックしよう!

総合検測車に乗り込んで、走行時の安全をチェックしよう!
鉄道の安全を守る仕事には、どんなものがあるんだろう? 田園都市線の長津田駅に集合した10人の子どもたちが、少し先にある長津田車庫まで移動すると、そこには総合検測車の「TOQ i」がスタンバイしていました。「TOQ i」 には安全を守る数々のシステムが組み込まれています。中でも特徴的なのは、凸型に盛り上がった天井部分。ここに上がって電車に電気を送る「トロリ線」と、パンタグラフの具合をチェックします。子どもたちは早く上がりたくてウズウズ。順番に上がり特殊な窓を見上げると、そこには今まで見たことのない、猛スピードで過ぎ去るトロリ線が。係員の説明を聞きながら安全確認の仕事を体験した子どもたちは目を輝かせていました。
みんなの安全を守る設備、自分で操作できるかな


約1時間の「TOQ i」乗車を終えた子どもたちは、今度は電気設備の点検体験ができる多摩川駅へ移動。次にトライしたのは、ホームドアの操作です。個別操作盤で開け閉めしたり、何かが挟まれたときの対応など、 お客さまがホームから転落したり、列車と接触したりする事故を防止するための仕組みを学びました。
そして子どもたちは転落報知器のエリアへ。東急電鉄では、ホームと列車との隙間が広い所にこの機械が設置され、お客さまが転落したり、物が落下した際には感知線が引っぱられて、センサーが作動し駅係員などに警報音で知らせます。子どもたちは実際の感知線を調整したり、センサーを動かしたり。万が一の場合にもすぐ対応できるように考えられた数々の設備に触れ、安全への意識がぐっと高まったようです。
トロリ線を工具で切断、電気エンジニアの仕事を体験!


プログラムの最後は、 「TOQ i」で見たトロリ線の切断を体験します。銅で作られたトロリ線は、毎日電車のパンタグラフと接触して削られるため、定期的に交換しなければなりません。電車が安全に走るための大切な作業を体験した子どもたち。ズシリと重たい電動工具を操作できて、ちょっぴり自慢げな様子でした。
区長から一人一人に「電車を動かす電気エンジニア認定証」が手渡され、本日の鉄道業務体験は終了。なんとお土産として先ほど切断したトロリ線がプレゼントされ、子どもたちは大喜び。この太いトロリ線を見るたび、安全を守る仕事の大切さを思い出すことでしょう。
参加してくれた
子どもたちの声
参加してくれた
ご家族の声
担当者の声

さまざまな鉄道業務を体験したお子さまには、「安全を守る仕事」の大切さを肌で感じてもらえたと思います。想像していた以上に子どもたちが興味を持って取り組んでくれ、日頃から安全への啓発活動を行っている私たちにとっても、意義のあるプログラムになりました。今日の体験が、子どもたちにとって安全に対する意識の高まりにつながり、ゆくゆくは東急電鉄の一員となって安全を守る仕事に就いてもらえたらうれしいですね。
(左から、東急電鉄 ネットワーク駅設備区 区長 菅野、佐藤)