第16回とうきゅうキッズプログラム

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年越しそばを打ってみよう!

東急グルメフロント

東急線沿線を中心に、そば、ファストフード、ベーカリー、カフェなどの飲食店を展開し、多くのお客さまにご利用いただいている「東急グルメフロント」。その本社で子どもたちのそば打ち体験が行われました。商品開発担当の料理長に、そば打ちを基本から教えてもらった子どもたち。そばの歴史や道具の使い方も知ることができ、おなかも好奇心もたっぷり満たされた一日になりました。

年越しそばを打ってみよう!
日時
2023年11月11日(土)①10:00~12:00 ②14:00~16:00
会場
東急グルメフロント本部2F大会議室
最寄駅
東横線学芸大学駅
主な内容
そば打ち体験
募集人数
各回4組8名(小学校4~6年生のみ対象)
真剣な表情で「水回し」に挑戦

料理長の手さばきを間近で見ながら、そば打ちを体験してみよう!

「戦国時代にごく限られた人がそばを食べるようになり、庶民は江戸時代になってから屋台のそばを楽しみ始めた…」そんなそばの歴史解説から、料理長の説明がスタートしました。子どもたちは手ぬぐいを頭に巻き、正面のモニターに映し出される料理長のやり方を見ながら、さっそく本格的なそば打ちに取り掛かります。「しぶそば」のスタッフにサポートしてもらいながら、まずそば粉と水を数回に分けて混ぜ合わせていく「水回し」にトライ。上手に混ぜられなくて不安そうな子もいましたが、スタッフに勘所を教えてもらうと、すぐにコツをつかみ、粘りのある生地になってきました。

生地を練り上げたらいよいよ麺棒の登場で、気分はそば職人さん!

体重をかけて練り上げます
麺棒を使って生地を均一に

そばをおいしくするためには、コシを出すことが大切。そのために生地をしっかり練り込み、キメを細かくしていきます。料理長のやり方を見ながら、体重を手のひらの角に集めて何度も押して練り上げ、最後は円筒形の状態に整えました。
続いて、麺棒を使って、生地を延ばす作業に入ります。麺棒を押しながら転がすことで生地を広げるだけでなく、厚さも均等にしていきます。「指先は猫の手のように丸めてね」という料理長のアドバイス通りに転がすと、麺棒をスムーズに上げ下げできるようになりました。そして丸い角を四角に整える「つの出し」の行程を終え、クライマックスの包丁切りに進みます。

仕上げの「そば切り」に挑戦! おいしい手打ちそばに舌鼓

そば包丁で慎重に生地を切っていきます
おいしいそばのできあがり

生地同士が張り付かないよう「打ち粉」を振りまき、数回折り畳んで形を整えたら、初めて見る「そば包丁」の扱い方を教わります。太さのガイドとなる「こま板」を折り畳んだ生地にのせ、1.5ミリ幅の細さになるよう、少しずつずらしながら生地を切っていきますが、「平べったいそばになっちゃった!」と声が上がるなど、なかなか難しい様子。それでも慣れてくるとスピードも増し、全員が最後まで切り終え、手打ちそばを完成させることができました。
親子で作ったそばはスタッフにゆでてもらい、天ぷらと一緒にいただきます。手間をかけた分、そのおいしさは格別だったようです。子どもたちは皆笑顔で「そば打ち名人認定証」を受け取っていました。

参加してくれた
子どもたちの声

教えてくれる先生がとても親切でした。天ぷらもそばもおいしかったし、最後にもらえた認定証がうれしかったです。(小学6年生 女の子)
ずっとやってみたかった、はじめてのそば打ち体験。こねたり、切ったりして、とても楽しかったです。(小学4年生 男の子)

参加してくれた
ご家族の声

子どもが普段体験することのできないプログラム内容で、貴重な体験でした。自分で作ることで「食」への興味に繋がり、何よりとてもおいしかったです。
子ども自身が作ってくれる人たちの大変さを理解することができ、良い経験となりました。すごく真剣に取り組むこどもの姿を見て、うれしく思いました。

担当者の声

東急グルメフロント・担当者

この会場に来た時は誰もが物静かなんですが、そば打ちを体験していくうちに親子間やスタッフとの会話がどんどん増え、コミュニケーションが深まっていると感じました。食べ物の原料に直接触れ、ゼロから食べ物を作るという経験はそうそうできるものではありません。とても有意義な時間を過ごしていただけたのではないかと思います。参加してくれた子どもたちには、今回のそば打ち体験を通じて、朝昼晩の食事をただ食べるだけでなく、その食べ物は全てにおいて作る人がいるんだということを考えられる人になってもらえたら、うれしいですね。
(東急グルメフロント 林 直己)