黒のタキシードに着替え、白い手袋をはめた子どもたち。今日は結婚式が行われるホテルでブライダルアテンダントの仕事に挑戦します。
最初にホテルのスタッフから、基本となる立ち方や姿勢、あいさつの仕方、スタッフ間の連絡に使うインカムの使い方などを教えてもらいました。真剣な表情の子どもたちからは緊張感が伝わってきます。お客さまとすれ違うときは足を止めて、「いらっしゃいませ」「おめでとうございます」と丁寧にごあいさつをします。結婚式の式次第をお渡しするのも今日の大事な務めです。

基本動作を身につけたら、式が始まるまでの時間を使ってホテル内を見学。スタッフの案内で、結婚式場や、披露宴が行われるバンケットルーム、フロントなどを見て回りました。
いよいよ結婚式が始まります。「こちらは式次第でございます」。ご列席のお客さま一人一人に丁寧に式次第をお渡ししました。「かわいいね！」「何歳なの？」などと声をかけられると、照れながらも、とってもうれしそう。新郎新婦をお祝いするフラワーシャワーの花びらも配りました。子どもたちは、間近で見る新郎新婦の幸せそうな姿に感動した様子です。

式が進行している間など「待つ」ことも仕事の一つですが、ふたりの門出をサポートするブライダルアテンダントに気が休まる時はありません。新郎新婦を写真室へご案内したり、披露宴会場のドアを開けてお客さまをお出迎えしたりと子どもたちは大活躍。披露宴会場にお客さまがそろい、新郎新婦の入場を見届けたところで今日の体験は完了です。
最後にスタッフから「未来のブライダルアテンダント」認定証と、自分の名前が入った特製の名刺をもらいました。大切な日のお手伝いを無事に務めあげた子どもたち。充実感たっぷりの笑顔を見せてくれました。