21 光の実験と望遠鏡づくり!
東京都市大学は、工学部・知識工学部・環境学部・メディア情報学部・都市生活学部・人間科学部の6学部を擁する大学です。この東京都市大学をはじめとして、付属の幼稚園から、小・中・高等学校で形成される「都市大グループ」は、学園全体の総合力を生かし、未来志向の人材育成に取り組んでいます。今回のプログラムでは、光の性質を学んだあと、2枚のレンズを使った「ガリレオ式望遠鏡」をつくりました。参加者たちは、工作を楽しみながら、“科学” を身近に感じることができたようです。
- 日時
- 2016年12月10日(土)10:00~12:00
- 会場
- 東京都市大学 二子玉川夢キャンパス
- 最寄駅
- 田園都市線・大井町線二子玉川駅
- 主な内容
- 実験と工作体験
- 募集人数
- 10組20名(小学校4~6年生のみ対象)
実験を通して光の不思議な性質を学ぼう
東京都市大学の二子玉川夢キャンパスに集まった参加者たち。今日は光の性質を利用した望遠鏡をつくります。指導してくれるのは、同大学の岡田往子(ゆきこ)准教授と学生スタッフの皆さんです。
望遠鏡づくりの前に、まずは光について詳しく教えてもらいました。「光の性質にはどんなものがある?」という、先生の問いかけに、「鏡に反射する」「目に見えるけど触れない」…と答える子どもたち。光を虹色に分ける「分光シート」を使った実験では、光にはたくさんの色があることが、また、黄色と青色の紙を使った実験では、光が吸収されたり透過したりすることがわかりました。
親子で力を合わせて望遠鏡づくりに挑戦!
光の性質について勉強したあとは、いよいよ望遠鏡づくりにチャレンジします。今日みんながつくるのは「ガリレオ式望遠鏡」。2枚のレンズを使う、最も基本的な望遠鏡のひとつです。先生から「400年も前から使われている望遠鏡だよ」と教えてもらうと、「そんなに前からあったんだ!」と驚いた様子です。
子どもたちは用意されたパーツをテーブルの上に並べ、手順に沿って組み立て始めました。少し難しい工程は、先生や学生スタッフのアドバイスを受けながら、親子で協力して工作を進めます。
手づくり望遠鏡が完成! 遠くの景色が見えるかな?
きれいに見える望遠鏡をつくるポイントは、何といってもレンズを汚さないこと。レンズに指紋や接着剤がつかないように注意しながら、望遠鏡本体となる筒に、上手にレンズをつけることができました。さらに、ファインダーを取り付けて台座にセットしたら手づくり望遠鏡のできあがり!
子どもたちは、完成した望遠鏡を手に窓際へ移動し、外の景色を観察しました。「電車が大きく見える!」「遠くの自動車のナンバーが読めるよ!」と大はしゃぎです。
最後に、振動や圧力で発電する「圧電素子」という部品を使ったオモチャの工作も。今日は実験や工作を通して科学の不思議&楽しさにふれた充実した一日となりました。
参加してくれた
子どもたちの声
参加してくれた
ご家族の声
担当者の声
実際に手を動かして、頭で考えながら工作をすることで、子どもたちにモノづくりの楽しさを実感してもらいたいと思い企画しました。望遠鏡の工作は、子どもたちにはちょっと難易度が高い部分があったかもしれませんが、親子で力を合わせて無事に完成させることができ、安心しています。本日の実験や工作体験が、子どもたちにとって、工学や科学に興味を持つきっかけとなればとても嬉しいです。
(東京都市大学 研究推進部地域連携センター 石田)