01 運転シミュレータや電車のドア開閉・車内放送などを体験しよう!
「東急テクノシステム」は、簡易型シミュレータによる運転体験や、東急電鉄の8500系教習車との記念撮影、鉄道模型を使用したITV装置の体験など、電車にまつわるさまざまな体験プログラムを開催しました。

- 日時
- 2024年11月2日(土)10:00~12:10
- 会場
- 長津田工場
- 最寄駅
- こどもの国線恩田駅
- 主な内容
- 運転士体験
- 募集人数
- 12組24名(小学校全学年対象)
まずはモックアップで、運転操作とドア開閉を擬似体験

まずはモックアップで、運転操作とドア開閉を擬似体験
3班に分かれ、今日のスケジュールを聞いた子どもたち。ワクワクしながらヘルメットをかぶり軍手をはめて、まずは屋外に用意された車両のモックアップに乗り込みます。係員の説明を聞きながら実物と同様の操作盤を動かすと、もう気分は運転士! マスコン(電車の動きを制御するハンドル)の手応えに目を輝かせ、子どもたちは何度も上下させていました。
続いてドアの開閉操作にチャレンジします。運転席のドアを開いてホーム周辺をしっかりチェックし、安全が確認できたらボタンを押し込むとプシューッという擬音が。車両のドアを閉める感覚を通じ、子どもたちは安全をしっかり確かめることの大切さを学びました。
リアルな踏切遮断機や運転シミュレータから、安全の大切さを学ぼう


続いて子どもたちは、実際に使われているものと同じ形式の踏切遮断機コーナーへ。紙人形劇で安全な利用方法を学んだ後、踏切に閉じ込められたときは棒を押せば抜け出せることを実体験。自力で棒を動かせることに少し驚いた様子でした。
そして次は、実際の東横線運行を体験できる運転シミュレータに挑戦です。スピーカーから流れる指示を頼りに、自身の判断でスピードをコントロール。一駅間・5分の運行はとてもリアルで、中には停止線を越えて停車し、悔しがる子も。正確に運転することの難しさを、五感で体感できました。
本物の8500系車両に乗り込み、目を輝かせてお仕事体験!


子どもたちは、続いて鉄道模型を利用したITVカメラ(監視カメラ)体験コーナーへ移動。ホームに設置されているものと同様のカメラを操作しながら、駅の様子をモニターに映し、真剣に安全を確認していました。
そしていよいよ本物の8500系車両に乗り込み、運転席の実際の高さに驚いたり、ドアを開閉したり、マイクで車内放送にトライしたり。車両の外では整備のエキスパートが制御器のカバーを外し、複雑な電気系統の仕組みを紹介。普段は見られない光景に、誰もが目を丸くしていました。全ての体験を終えた子どもたちは最後に認定証を手渡され、誇らしい気持ちになったようです。
参加してくれた
子どもたちの声
参加してくれた
ご家族の声
担当者の声

当社での体験イベントは今回が3回目の開催になります。今回も、参加していただいた皆さんに、運転といった花形の部分だけでなく、電気系など鉄道のさまざまな部分にも興味を持ってもらえるよう工夫しました。特に今回は女の子が多く参加してくれ、多様性の時代になったと感じています。この取り組みはわれわれも刺激を受け励みになりますし、今後も社会への貢献につながればと思っています。子どもたちには、こうした仕事の存在を知ることで、将来の参考にしてもらえればうれしいですね。
(東急テクノシステム サステナビリティ推進室 主任 和泉)