第12回とうきゅうキッズプログラム

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建築家と夢の
おうちをつくろう!

東急電鉄(協力:ハウスクエア横浜 講師:建築家 寺崎悠真)

住まいと暮らしに関する無料相談窓口である「東急電鉄 住まいと暮らしのコンシェルジュ」は、「建築家と夢のおうちをつくろう!」を開催しました。参加した子どもたちは「ハウスクエア横浜」 にある「住まいづくり体験館」で重い装具を身に着けて、お年寄りや妊婦さんの体と同じ状態を体験し、そこから学んだ家族みんなが安心して暮らせる家づくりのポイントを生かして、「夢の家、ミニチュアハウスづくり」にチャレンジしました。子どもたちの創造力や独創性を引き出してくれたのは、建築家の寺崎悠真先生。子どもだけでなく、お父さん、お母さんもあらためて「家」について考える、有意義な時間になったようです。

 ミニチュアハウスづくり
日時
①2018年12月8日(土)12:00~17:00
②2018年12月9日(日)12:00~17:00
会場
ハウスクエア横浜
最寄駅
横浜市営地下鉄ブルーライン中川駅
主な内容
ミニチュアハウスづくり
募集人数
各回15組30名(小学校全学年対象)

快適な家って? お年寄りや妊婦さんになって考えよう

お年寄りや妊婦さんの体を擬似体験

ミニチュアハウスの製作にあたり、最初に「どんな家をつくるか」を決めます。家族みんなが快適に住むためには、どうすればいいのかを考え、きちんと設計することが大切です。
子どもたちは、そのヒントを見つけるために、「住まいづくり体験館」で特殊な装具を身に着け、お年寄りや妊婦さんの体を擬似体験しました。手足に重りを着けたり、おなかの大きな妊婦体験ジャケットを着たりすると、階段やスロープ、お風呂など普段は何気なく使ってる場所でも体が自由に動かせません。「階段は緩やかな方がいいなあ」「お風呂に手すりがあるとラクだね」と、家の中のどんなところに気を配って設計すればいいのかが分かってきたようです。

親子で協力して理想の家づくりに挑戦

理想の家づくりに挑戦

続いては、親子で協力して、30センチ四方の土台の上にミニチュアハウスをつくります。建築家の寺崎先生やスタッフのアドバイスを参考にしながら、自分たちの理想の家を自由に発想。イメージが固まったところで、会場に用意されたさまざまな材料や道具を使って作業を開始しました。
「おじいちゃんやおばあちゃんと暮らせる家がいい」「おうちの中に海をつくりたい」「ハムスターのおうちをつくってあげたいな」。子どもたちは、思い思いのアイデアを形にしていきます。先ほどの体験をもとに、各階にエレベーターを設置する子も。みんな、一緒に暮らす家族のことを考えながら、家づくりに取り組んでいました。

みんなの家を並べて、夢の街ができあがり!

家を並べて、夢の街ができあがり

庭に芝生を張ったり、屋根にソーラーパネルを取り付けたり。夢中で作業をしていると、時間が経つのはあっという間です。終了予定時刻が近づいてきたとき、寺崎先生が時間を10分延長してくれました。いよいよ作業もラストスパート。細かい修正を行い、最後の仕上げをして、子どもたちの理想のミニチュアハウスが完成しました!
できあがった家を床に並べ、そのまわりに道路や線路、乗り物などを配置。みんなの住みたい家が建ち並ぶ、思いが詰まった夢の街になりました。
最後に街と一緒に記念撮影し、それぞれのミニチュアハウスは袋に入れてお持ち帰り。親子で力を合わせた素敵な思い出ができたようです。

参加してくれた
子どもたちの声

最後にみんなの作品を合わせて、街をつくることが楽しかったです。(小学6年生 男の子)
つくったことがないものや、初めて見る材料があり、知らない人の作品を見ることができて楽しかったです。(小学3年生 女の子)

参加してくれた
ご家族の声

とても楽しく参加させていただきました。子どもはつくりたいもののイメージ通りに再現できずに苦労していましたが、そのことが、ものごとを考えることや、ものづくりの楽しさにつながったと思います。
材料がいろいろ用意されていて、その場で創意工夫できたことが、良かったと思います。

担当者の声

東急電鉄 担当者

時間が経つにつれて、どんどん熱中していくお子さまの姿がとても印象的でした。お父さんやお母さんも力が入り、親子のコミュニケーションの場になったことがうれしいです。素材や色の使い方など、建築士には思いもよらない発想が子どもたちから次々と飛び出し、とても刺激を受けました。将来家を建てるときはもちろんですが、自分の手でアイデアを形にするという経験を、みなさんの未来に生かしていってほしいと思います。
(東急電鉄 住まいと暮らしのコンシェルジュ 鷺沼駅前店 副店長 加藤)