第12回とうきゅうキッズプログラム

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電車のヒミツをのぞいてみよう!

東急電鉄(協力:東急テクノシステム株式会社)

「毎日大勢の人を乗せて走る電車はどうやってメンテナンスしているんだろう?」という子どもたちの疑問に答えるため、年間約300車両の検査・整備を行っている長津田車両工場で、見学会が開催されました。整備士の説明に真剣に聞き入り、点検作業が行われている本物の車両を前に子どもたちの目は輝いていました。

 車両整備工場見学
日時
2018年11月23日(金・祝)14:00~16:00
会場
長津田車両工場
最寄駅
こどもの国線恩田駅
主な内容
車両整備工場見学
募集人数
25組50名(小学校全学年対象)

整備工場の仕事について詳しく学ぼう

整備工場の仕事について学ぶ

最初に工場の担当者が、長津田車両工場で行われている整備作業について説明してくれました。実際の作業工程を紹介するビデオを見て、さらに理解を深める子どもたち。普段みんなが乗っている電車は定期的にこの工場にやってきて、さまざまな点検や整備が行われ、安全を確かめた上で現場に戻っていくのだそうです。
ビデオを見終えたら、次はお待ちかねの工場見学です。ヘルメットをかぶり、工場内で担当者の説明を聞くためのインカムを身に着け、工場へ向かいました。

工場内のさまざまな整備工程を見学しよう

さまざまな整備工程を見学

工場では、整備士の説明を聞きながら、電車が点検・整備されていく工程を見て回ります。車両から取り外された車輪やパンタグラフ、整備の道具などが並ぶ光景に、子どもたちは興味津々です。車体が大きなクレーンで高く持ち上げられる様子には、子どもたちはもちろん、同行したお父さんやお母さんも興奮気味。みんな夢中で見入っていました。
見学途中には、「マスコン」という、電車を制御する装置を操作する体験も。また、走行音を減らすための防音車輪と、そうでない車輪をそれぞれ点検ハンマーでたたいて音の違いを体感するなど、楽しみながら電車について勉強しました。

子どもたちの質問タイム。整備士になるためには?

子どもたちの質問タイム

工場見学のあとは、最初に説明を聞いた会場に戻り、子どもたちから整備士への質問タイムです。「整備士になるにはどんな資格が必要ですか?」「AI(人工知能)は電車の整備に使われていますか?」「新しい電車を設計するときに整備士の意見は聞いてもらえますか?」「電車はどこでつくっているんですか?」など、大人も感心するような質問が次々と飛び出しました。
電車の安全運行が、たくさんの人の手によって支えられていることを学んだ子どもたち。この体験を通して、車両整備に関わる仕事への興味がより一層高まったのではないでしょうか。

参加してくれた
子どもたちの声

電車の細かいところまで見ることができて、楽しかった。(小学1年生 男の子)
いつも乗っている電車の仕組みが分かり、とても楽しかったです。(小学4年生 女の子)

参加してくれた
ご家族の声

いつも使わせていただいている電車が、どのようにメンテナンスされているか、安全に乗るためにどういうことがされているのか知ることができました。
通常では見ることができないところを見ることができ、仕事へのこだわりが聞けて、大変ためになりました。

担当者の声

東急電鉄 担当者

今回は工場案内を担当させてもらいました。最初は恥ずかしがっているお子さまが多かったのですが、見学が進むうちに、みなさんどんどん集中していき、鉄道の世界にのめり込んでいくのがわかりました。電車の部品などについて、専門的な説明もしたのですが、それでも理解してくださいました。みなさん楽しみながら見学していただけたのではと思います。最後の質問コーナーでは「整備士になるにはどんな資格が必要ですか?」という問いが、私が担当した班の子から出ました。そのことも非常にうれしかったですね。
(東急電鉄 長津田整備区 助役 小野)