第11回とうきゅうキッズプログラム

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電車のヒミツをのぞいてみよう!

東急電鉄(協力:東急テクノシステム株式会社)

「毎日大勢の人を乗せて走る電車はどうやってメンテナンスしているんだろう?」という子どもたちの疑問に答えるため、年間約300車両の検査・整備を行っている長津田車両工場で、見学会が開催されました。整備士の説明に真剣に聞き入り、点検作業が行われている本物の車両を前に子どもたちの目は輝いていました。

 車両整備工場見学
日時
2017年11月23日(木・祝)14:00~16:00
会場
長津田車両工場
最寄駅
こどもの国線恩田駅
主な内容
車両整備工場見学
募集人数
25組50名

電車の整備工程について学ぼう

電車の整備工程について学ぶ

最初に工場の担当者から、長津田車両工場ではどのような整備作業をしているのかを説明してもらいました。続いて、工場内で行われている整備工程を詳しく解説したビデオを鑑賞。電車の整備についての理解をさらに深めます。電車の安全運行のためには、一定期間ごとの検査・整備が必要です。東急の車両は定期的にこの工場にやってきて、たくさんの検査・整備を経て、安全を確かめたうえで再び現場に戻っていくのだそうです。ビデオ鑑賞のあとは、いよいよ工場内の見学です。ヘルメットをかぶり、説明を聞くためのインカムをつけて工場へと移動しました。

整備士の説明を聞きながら工場内を見学

工場内を見学

工場では、整備士の説明を聞きながら、電車が検査・整備されていく工程を見学します。電車から取り外されたパンタグラフや大きな車輪など、大小さまざまな部品や機械を目の当たりにしてみんな大興奮。特に大型クレーンで電車が高く持ち上げられる様子には、子どもたちはもちろん保護者たちも驚きの表情で見入っていました。
見学途中には、本物の電車の部品を使った体験コーナーも用意されていました。「マスコン」と呼ばれる、運転席にある電車を制御する装置を操作したり、ドアの開閉装置を動かしてみたり。普段はできない体験に子どもたちは目を輝かせていました。

電車と整備工場に関する質問をしてみよう

整備士への質問タイム

見学を終え、最初に説明を受けた会場に戻ったら、整備士への質問タイムです。「東急の電車は一日にどれぐらい走っているの?」「電車の寿命はどれぐらい?」「ひとつの車両にモーターはいくつ付いているの?」「東急で一番新しい車両は?」…。見学を通してわいた疑問など、たくさんの質問が子どもたちから飛び出しました。中には整備士が答えに困るような質問をする子も。
整備工場の見学により、電車の安全がたくさんの人の手で支えられていることを学んだ子どもたち。鉄道の仕事への興味が一層高まった一日体験となりました。

参加してくれた
子どもたちの声

電車の仕組みがいろいろわかり、とても楽しかった。(小学3年生 男の子)
整備中の車両に入って、運転席も見学できたので楽しかったです。(小学3年生 女の子)

参加してくれた
ご家族の声

普段利用している電車をおどろくほど細かく分解していて、間近で見ることができました。
普段見られない場所で細かく説明をしてくださり、人の手が多くかかって、点検がされていることを知りました。

担当者の声

東急電鉄 担当者

東急電鉄が安全のためにどのような取り組みをしているかを知ってもらうことを目的に実施しています。現場を目で見て理解してもらえる貴重な機会だと考えています。私たちは、一人ひとりプライドを持って仕事をしているので、そのことも伝えられればうれしいですね。今日はみなさんとても集中して整備士の説明を聞いてくれました。お子さまたちの真剣なまなざしがとても印象に残りました。機会があればまたぜひ開催したいですね。
(東急電鉄 長津田整備区 主事 小野)