09 電車のヒミツをのぞいてみよう!
「毎日大勢の人を乗せて走る電車はどうやってメンテナンスしているんだろう?」という子どもたちの疑問に答えるため、年間約300車両の検査・整備を行っている長津田車両工場で、見学会が開催されました。整備士の説明に真剣に聞き入り、点検作業が行われている本物の車両を前に子どもたちの目は輝いていました。
- 日時
- 2016年11月23日(水・祝)14:00~16:00
- 会場
- 長津田車両工場
- 最寄駅
- こどもの国線恩田駅
- 主な内容
- 車両整備工場見学
- 募集人数
- 25組50名
電車の整備作業って何をするんだろう?
最初に長津田車両工場の整備区長から、この工場で行われている整備作業について説明を受けました。さらに、整備の様子を紹介する映像を観て、定期検査の工程を詳しく学ぶ子どもたち。電車は定期的にここにやって来て、点検・整備を受けて、また現場に帰っていきます。自分たちが普段乗っている電車がどのように“健康診断”を受けているのか、それが安全運行のためにどれほど大切なのかがよく理解できました。作業の流れを把握したら、ヘルメットをかぶり、説明を聞くためのイヤホンをつけて工場見学へと向かいます。
整備工場には大きな機械や電車の部品がずらり!
工場内には、電車を吊り下げるための大きなクレーンや、検査・整備に使う機器類のほか、車両から外されたモーターや車輪、パンタグラフといったさまざまな部品が並んでいます。普段見ることのない巨大な整備工場の様子を目の当たりにして、子どもたちはもちろん、お父さんやお母さんも興味津々。とくに、電車を動かすための「マスコン」と呼ばれる制御器や、スイッチの動作確認を行う場所では、実際の機器を操作することができ、みんな大喜びでした。また、走行音を減らすための防音車輪と、そうでない車輪との違いを、それぞれ点検ハンマーで叩いて体感するなど、電車に関する様々な知識を深めることができました。
整備士に聞いてみよう。子どもたちからの質問タイム
工場見学のあとは、最初に説明を聞いた会場に戻って、子どもたちからの質問タイムです。「工場内に敷いてあったレールは何に使うんですか?」「田園都市線の電車は1日にどれぐらいの距離を走るんですか?」など、整備工場や電車の運行についての質問が次々と飛び出します。スタッフはそのひとつひとつに丁寧に答えていきました。
迫力ある整備工場と車両整備の様子を見学し、電車の安全が多くの人たちに支えられていることを学んだ子どもたち。整備士をはじめ電車に関わる仕事について、より一層興味が湧いた一日体験となりました。
参加してくれた
子どもたちの声
参加してくれた
ご家族の声
担当者の声
子どもたちが電車の整備工場を見て、いつか働いてみたいなと、将来の夢を膨らませる一助になればと思い開催しました。見学後に、「ありがとう」「一緒に写真を撮って」と言ってくれるお子さまもいて、やってよかったなと実感しています。参加者のみなさまには、電車を安全に運行するためには、さまざまな整備作業があることを少しでも感じてもらえたらうれしいですね。
(東急電鉄 長津田整備区 助役 清水)