広告シリーズ「WE DO ECO.」ギャラリー
凍結を抑え、環境にやさしい「メロディを奏でる道」で安全に。(世紀東急工業)
「メロディを奏でる道」で安全に。
365日安全で環境にやさしい道路づくりを目指しています。
冬のスリップ事故を防止する凍結抑制舗装に、車両等が走行すると
メロディが鳴り運転者に注意を促す音響舗装技術を組み合わせた
独自工法を開発。一年を通じて安全に配慮した道路を実現しました。
凍結抑制材には塩化物を含まない材料や廃タイヤのゴムチップを
再利用しており、沿道の環境に影響を与える塩害を防ぎ、
環境負荷を抑えます。私たちはこれからも、
足元から安全と環境を守る技術開発に力を注いでいきます。
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世紀東急工業は半世紀以上にわたり、道路舗装のスペシャリストとして日本全国の高速道路から主要幹線道路、生活道路にいたるまで、あらゆる舗装を手がけてきました。
そんな私たちの舗装技術のひとつに凍結抑制舗装があります。道路に細い溝をつくり、そこに凍結抑制材料を充填することで冬の凍った路面でもスリップを防止する技術です。私たちはこの凍結抑制舗装をもとに、冬期だけでなく一年を通じて安全な走行をサポートする道路をつくる、新しい舗装技術の開発を目指しました。そこで着目したのが、音でドライバーに注意を喚起する「メロディを奏でる道路」です。路面に特定の間隔で設けられた溝の上を車両が走行すると、タイヤと路面の間で音が発生する音響効果を利用してメロディを奏でます。世紀東急工業は、「道路につくった溝を利用する」これら2つの技術を初めて組み合わせることで、凍結抑制効果と音響効果を両立した独自の工法を開発。ここに、冬はスリップを防ぎ、通常期はメロディで注意を促す、安全な走行を365日サポートする道路が生まれました。
この新しい舗装工法「メロディを奏でる凍結抑制舗装」で特筆すべきことは、安全性だけでなく環境への配慮も様々なかたちでなされていることです。凍結抑制のための対策としては、塩化カルシウムを散布するのが一般的です。しかし、塩化物は橋梁の鉄筋のさび・劣化の原因となるだけでなく、周囲の植生に何らかの悪影響を及ぼすことが懸念されます。その点、この新しい凍結抑制舗装には、この塩害を防ぐために塩化物を一切含まない凍結抑制材料を使用。さらに廃タイヤのゴムチップも充填することで、その弾力性によって氷の破砕効果を向上させています。その結果、これまでの道路のように塩化カルシウムを随時散布する必要がなくなるため、冬期においてメンテナンスフリーとなり、それに関わるエネルギー消費を大幅に削減。また橋梁など建造物の長寿命化にも役立つため、様々なかたちで環境負荷の低減に貢献すると期待されます。
この「メロディを奏でる凍結抑制舗装」は実際に、東急リゾートタウン蓼科の施設内道路で施工されました。その効果として走行速度が20%低下したことが確認されており、約3年を経ても事故は発生していません。人の安全を第一に考え、環境にも配慮した道路づくり。今後も、豊かな地域社会づくりに貢献できるよう、培ってきた技術をもとに、環境や品質を大切に守り、さらなるイノベーションを探求していきます。