東急ホテルズは、人にも環境にも優しいホテルをめざし、環境保全に配慮した経営を進めるとともに、社員一人ひとりが身近な環境活動に参加するなど、積極的に地球環境の保護に取り組んでいます。リサイクルや省エネルギーの推進など多岐にわたる活動のひとつに、2001年10月からお客さまのご協力のもとに進めてきた環境保全活動「グリーンコイン制度」があります。この制度は、ホテルにご宿泊されたお客さまが歯ブラシなどのアメニティを利用されなかった場合に、客室備え付けの「グリーンコイン」をフロントにお持ちいただくと、その分の金額を国内外の環境保全活動の基金にするものです。現在「子供の森」計画と「東急ホテルズ・グリーンコインの森」の2つの活動へ寄付を行っています。
「子供の森」計画は国際協力NGOの公益財団法人オイスカによる地球緑化活動で、アジアや太平洋の国々に住む子供たちに学校の敷地などで植林を体験してもらい、緑を大切にする気持ちを育んでいこうというプログラムです。一方の「東急ホテルズ・グリーンコインの森」は国内で進める森づくり活動で、舞台は山梨県の丹波山。ホテル従業員やその家族がボランティアとして森に入り、ヤマザクラの苗木を植えたり草刈りを行うなど、参加者一人ひとりが豊かな自然と触れ合いながら地域に密着した緑化活動を進めています。
今年10周年を迎えた「グリーンコイン制度」。これまでに集まったコインは138万3892枚にのぼります。これによって、2つの活動で100万本を超える苗木を植林することができました。このような大きな成果を上げられたのも、ひとえにお客さまのご理解とご協力のおかげです。これからも私たちは、さらに多くの緑を日本の、そして世界の森に届けられるように、お客さまとともに環境保全活動への支援を続けていきます。