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〈東急建設〉

「自然換気」が空調システム。
環境負荷を減らします。

東急建設は「自然換気システム」という空調手法を提案しています。
これは、建物に給排気口や吹抜など建築上の工夫を施すことで、
空気を届けるための動力をほとんど利用することなく、
自然の力で風を効率よく建物に循環させる仕組みのことです。
これにより、建物で消費するエネルギーのうち大きな割合を占める
空調エネルギーを削減することができます。
高校・大学などの教育施設に導入していますが、将来的に幅広い建物に
採用されることで、より大きく環境保全に貢献していきます。
私たちはこれからも環境にやさしい建設を目指します。

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「自然換気システム」は、搬送動力を利用することなく、自然の力で風を効率よく建物に取り込む換気システムです。送風機による換気が一般的になるまでは室内環境を調整する空調手法の一つでしたが、建物の大規模化、高気密化の中で主流ではなくなってしまいました。現在、建物で使用しているエネルギーのうち、空調熱源が占める割合が3割程度、空気搬送動力や換気設備で占める割合が2割程度と、空調に関わるエネルギーが大きな割合を占めています。このことに着目した東急建設は、空調に関わるエネルギーの消費抑制に貢献する手法として建物に自然換気システムを導入する提案を進めています。

実際の導入例の一つが、東京都武蔵野市の亜細亜大学新5号館です。3~6階の教室は廊下吹抜を挟んで配置されています。各教室の給気口から外部の自然の風が取り込まれ、教室と廊下の間のガラリと呼ばれる開口部を経由し、中央の吹抜を介してトップライトへと導かれます。トップライト部分の排気口は、タイマーとセンサーによって自動で開閉します。この自然換気システムにより、春や秋などの中間期には、さわやかな風を積極的に取り入れることで室内の環境を快適に保ち、空調エネルギーの抑制が可能になります。システム導入により、空調負荷は年間5%程度*1削減され、CO2排出量は年間25t-CO2 *2の削減効果が見込まれます。

この自然換気システムは、慶應義塾普通部本校舎(神奈川県横浜市)や日本体育大学附属高等支援学校(北海道網走市)、東急建設技術研究所(神奈川県相模原市)などにも採用されています。将来的に、より幅広い建物に導入されることで、省エネルギーと環境保全に大きく貢献することが期待されています。

*1 *2 いずれも亜細亜大学新5号館の場合。



亜細亜大学新5号館外観

校舎内の吹抜部 校舎内の吹抜部

トップライト トップライト
※トップライトとは採光や通風のため、屋根に設置される窓(天窓)の事です

教室外部側取り入れ口 廊下側パス開口部(ガラリ)

トップライト
自然換気システム概要図(イメージ)

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