電車が安全に走るための線路の仕組みを学ぼう!

鉄道の線路に関する保守、改良、新線建設工事のスペシャリスト集団、「東急軌道工業」。東京急行電鉄工務部 碑文谷保線機械基地で、線路の構造の学習、保線作業の体験、大型保線機械の見学会が開催されました。子どもたちは、専用の測定器具や工具を使って電車が安全に走行するための確認作業を体験。人々の暮らしになくてはならない鉄道ネットワークを支える大切な仕事について学習しました。

線路の構造と保線作業について学ぶ

安全のためヘルメットをかぶった子どもたち。今日は線路の保線作業を体験します。工具や機械にふれる前に、まずは係員から、重い電車を支えている線路の仕組みについて教えてもらいました。
東急線の線路の約75%が、砕いた石や砂利を敷いた「バラスト軌道」と呼ばれる構造です。石と石のすき間がクッションとなり、電車の重さをやわらげて、騒音の防止にもなるのだそうです。ところが、電車が何本も通過するうちに線路にゆがみが出てしまうため、人の手によるメンテナンスが欠かせません。電車の安全運行のために、線路の高さやレールの幅などを常に正しい状態に保つのが、保線の仕事だと学びました。

本物の工具を使って線路のゆがみを直してみよう

子どもたちは線路に移動。実際に線路の高低を整える作業を体験します。最初に「レールジャッキ」という工具でレールを持ち上げ、測定器具の「標準ゲージ」を使って線路を基準通りの高さに調節。続いて、レールを持ち上げることで生まれた「まくらぎ」の下の空間に、「ハンドタイタンパー」という電動工具で砕石や砂利を突き込み、固めていきます。
ずっしりと重い本物の電動工具の大きな音や振動にびっくりする子どもたち。中には手を離して耳をふさいでしまう子もいましたが、次第に慣れてきて、係員の助けを借りながら、みんな上手に線路を補修することができました。

大迫力!大型作業車による保線作業を見学

次は、大型作業車「マルチプルタイタンパー」が、先ほど体験した一連の保線作業を自動で行う様子を見学します。車体の下にある「クランプ」がレールをつかんで持ち上げ、「ツール」という大きな爪を砕石の中に差し込んで振動させることで締め固めます。普段は夜間に行われるのですが、今日は特別に迫力ある作業を目の前で見ることができました。操作ボタンや計器がずらりと並ぶ運転席にも座らせてもらえて、子どもたちは大喜び。その後は電車の進行方向を変える「ポイント(分岐器)」の操作も体験しました。
最後に係員から体験証明のスタンプと認定証をもらって無事終了です。電車の安全運行を支える保線業務への興味がいっそう膨らんだ一日となりました。

参加してくれた子どもたちの声


普段触れることのない、「ハンドタイタンパー」を体験できてうれしかったです。(小学6年生 男の子)

いつも夜中にやっていることなどを見たりできて、楽しかったです。(小学4年生 女の子)

参加してくれたご家族の声


普段見られないものが見られて、親子ともに新鮮な体験でした。また、質問にも親切に答えていただきました。

とても分かりやすく説明いただき、また、実際に安全を意識した体験をさせていただけたことは、とても良かったと思います。

「電車の安全な運行のためには、きちんとした線路のメンテナンスが大事なんだ」ということを知ってもらいたいと思い実施しています。普段はめったにできない作業を体験して、驚きいっぱいの子どもたちの表情が印象的でした。実際に自分の手でやってみることで、保線作業の大切さをわかってもらえたのではないでしょうか。この仕事に興味を持って、将来一緒に働いてくれる子が一人でもいれば嬉しいです!
(東急軌道工業株式会社 工事本部 第一工事部 第二工事課 後藤)

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